ヒューマニスティック英語教育研究会へようこそ! 

Welcome to Humanistic English Language Education Study Group!

2023年9月1日更新 <Renewed on 1, Sept,  2023>

当研究会は2020-2023科学研究費指定プロジェクトに採択されました。

Our Project has won a national scientific research fund for the years 2020-2023. 


この研究会の基本理念

私たち外国語教師の任務は、学習者が自分自身を理解し、その自分を他者へと自由に・身構える必要なしに、伝えられるよう支援することである。・・・それゆえに、言語の学習における活動や教材は、共にひとかどの人物として育ち行く者同士の、本物のコミュニケーションを伴う、意味あるコンテクストを用いるべきである。(カール・ロジャーズ)

The Fundamental Principle of This Study Group

'We need to see to it that learners understand themselves and communicate this self to others freely and nondefensively.... Classroom activities and materials in language learning should therefore utilize meaningful contexts of genuine communication with persons together engaged in the process of becoming persons. '(Carl Rogers)

現在のメンバー:57人 (小学校教師7人、中学校教師9人、高校教師11人、塾講師1名、大学教師25名、学生3人、教材作成者1人)

Current Members: 57members 77elementary school teachers, 9 JHS teachers, 11 SHS teachers, 1 juku teacher, 25 college teachers,3 students, and 1 material producer)


2023年度研究大会を10月1日(日)名古屋駅前にて開催します。ゆったりした会場で、久々に対面型の研究会です。小学校から高校までの、様々な英語教育研究と実践報告が盛りだくさんです。参加自由・参加費無料です、ご参加を歓迎します。

研究会紀要第3号が発行されました。

『ヒューマニスティック英語教育研究会紀要第3号』

販売価格2,730円。Amazon書店にて発売中 

「英語を効果的に学びつつ、心が豊かになる英語授業を開発しよう」のテーマで結集した英語教師たち20人が協力して書き上げた論文集の第3号。本号の特徴は、より実際の授業運営に踏み込んで教材や授業展開を工夫し検討していること。英語授業における人間性涵養を論じた共同研究としては最先端をゆく内容。また巻頭にはHumanistic Language Teaching(人間性中心言語教育)の発達史が抄録されている。

掲載論文テーマと著者の一覧

<中学校研究チーム>

  • 「目的や場面,状況等を明確にした言語活動における学びの可能性:人間形成に寄与する言語活動のあり方」(稲葉英彦, 鈴木章能, 亀山弘二郎, 鈴木成美, 加賀田哲也)
  • 「SDGsを意識した中学校英語授業の実践」(北野梓, 中田未来, 香月容子, 加賀田哲也)

<高校研究チーム>

  • 「英語コミュニケーションⅠ」の教科書分析―持続可能な社会の創り手育成における有用性―」(山本 孝次, 竹内 愛子, 柴田 直哉, 溝口 夏歩)

<個人研究論文・実践報告>

  • 「ヒューマニスティック英語教育におけるThe Text-Driven Approachの有用性について」

(柴田 直哉)

「オーセンティックな教材がもたらす教育的効果の考察Ⅱ-複数教材の相互補完性が生み出す効果-」(中村 義実)

ヒューマニスティック英語教育の研究分野を俯瞰する: 将来の教師・研究者のために」(三浦 孝)

ジャンル準拠リーディング指導で学習者の読みを助ける:メンターテクストの規範性による教科書テクストの分析」(今井 理恵, 峯島道夫)

「多様性と人権への意識を高める英語学習:文学の「共感」と「想像の共同体」形成の力を用いて」(鈴木 章能)

「小学校外国語において「学びに向かう力・人間性等」を涵養するには:―逆向き設計と振り返りの質を高める働きかけ―」(永倉 由里)

「生徒の英語学習動機と自己調整学習能力を高める授業の開発」(牧野 尚史)

本会の紀要発行の趣旨と投稿要領

  本紀要の発行目的は、会員が自分たちの研究や実践をしっかりと記録して他の人々や後世に伝えることを目的とし、またそのための執筆を通して自己の研究・実践をより高めていくことを目的としています。そのため、「論文」という形式に限定せず、実践報告・研究ノート・エッセー・書評・振り返りなど、提出された原稿は「言語教育を通した人間形成」に関わる内容であれば最大限尊重して掲載できるように持っていく方針です。教育現場で実践を行っている方の中には、授業で頑張っておられる一方で、ち密な論文執筆の手続きは苦手な方もおられます。そういう方が投稿を躊躇してしまうようなことがあってはなりません。また、教育の分野では、必ずしも理論が有って実践が生まれるとは限らず、意義ある実践が基となってそこから理論が抽出されることも多々あります。その意味で、堅苦しくなく授業実践を報告しあうことを大切にします。

なお、本紀要に掲載した論文等を、業績として記載する場合、「査読あり/なし」の別を問われる場合があります。本紀要は、4名の編集委員が何度も読み返し、疑問や要修正箇所に関して執筆者と連絡を取り合い、少なくとも3次校正までを経て出版しているので、その意味では「査読あり」と規定してかまいません。

紀要投稿要領(2023年4月最新版)はこちら

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